「どこで笛吹く」の感想
どこで笛吹く
どこでふえふく
初出:「少年倶楽部」1916(大正5)年8月

小川未明

分量:約24
書き出し:一ある田舎《いなか》に光治《こうじ》という十二|歳《さい》になる男《おとこ》の子《こ》がありました。光治《こうじ》は毎日《まいにち》村《むら》の小学校《しょうがっこう》へいっていました。彼《かれ》は、いたっておとなしい性質《せいしつ》で、自分《じぶん》のほうからほかのものに手出《てだ》しをしてけんかをしたり、悪口《わるくち》をいったりしたことがありません。けれど、どこの学校《がっこう》のどの級《き...
更新日: 2022/01/01
acf6f4ff1b74さんの感想

自分には笛があるのに欲を出して、絵の道具と取り替えて、それで絵を描いてもちっとも上手く描けない。 あの笛は自分を慰める大切な笛だったのに。 そのことに気づいても、もう遅い。

更新日: 2021/05/17
1fde46340d21さんの感想

なんとなくこの物語は部分の景色の写すことが美しいな。でも、なんて笛を森の少年にあげちゃった。本当にバガな奴だな。自分やれることをやるでいいのに。

更新日: 2016/05/24
3abbd348611aさんの感想

いつの世の中にもあるいじめ、とてもイヤな事です、それは、それとして、ここにでてくるおじいさん、最初は、悲しんでいる坊を慰め、笛をあげる。二度目に会ったとき坊が、笛と絵を描く箱を取りかえた事を後悔し、なきなきお爺さんに謝りながら、今までの経緯を説明したところが......まさかお爺さんがあれまで怒るとは思いませんでした。"人のものまねせず自分のちからを知らなくてわいけない"、お爺さんの言ってる事もわからなくも無いが、人のしていることも、いろいろしてみて、やはり自分には、一番笛を吹く事が上手いし、好きなのだということを、自分でわかる事が重要なのでわ.... お爺さんの教えわ、有り難く受け取りますが、もう少し大きな目で見ることができなかったのでしょうか? あの、お爺さんも、結構いじわる。だからいじめがあとを絶たないのかしら。