この人の作品は好きだな。短編だからでもあるけど、少し読もうかと思うきっかけになる。
この人の持っ独特な思想と世界をちりばめたちょっぴり寂しく、でも優しい人々の物語ですね。小川未明は何度詠んでもしばらくするとまたその世界が恋しくなります。
子供時代にもらった親の愛情。大人になってしまったら、日々の生活が大変で過去にもらった親からの愛情は忘れがちになってしまうものかも。でも時々は、過去を振り返る時間があってもいいのかもしれない。
子供の時分から大変好きな作品でした。
母親の大きな愛、人間にとって一番です。良い本でしたね。