「文放古」の感想
文放古
ふみほご
初出:「婦人公論」1924(大正13)年5月

芥川竜之介

分量:約12
書き出し:これは日比谷公園のベンチの下に落ちていた西洋紙に何枚かの文放古《ふみほご》である。わたしはこの文放古を拾った時、わたし自身のポケットから落ちたものとばかり思っていた。が、後《のち》に出して見ると、誰か若い女へよこした、やはり誰か若い女の手紙だったことを発見した。わたしのこう云う文放古に好奇心を感じたのは勿論《もちろん》である。のみならず偶然目についた箇所は余人は知らずわたし自身には見逃しのならぬ一...
更新日: 2021/03/06
19双之川喜41さんの感想

 拾った手紙を 読んでみると 適齢期の娘が 怪気炎をあげているという趣向の 構成である。 実在の 文筆業の 名前が 挙げられたり 芥川は 大馬鹿者とあったりで 面白いと感じた。

更新日: 2016/01/11
a98a2cd23bf1さんの感想

面白い構成になっているなと思いました。 女性の生き方についてとか 高等教育を受けたからといって 自立できる訳ではない社会など 現代にも通じることだと思いました。

更新日: 2016/01/08
b86b7f708c75さんの感想

若い女とそれから結婚した女の違い自分の母親の場合はこのようには思えない。