「春がくる前」の感想
春がくる前
はるがくるまえ
初出:「まなびの友」1921(大正10)年3月

小川未明

分量:約9
書き出し:さびしい野原《のはら》の中《なか》に一|本《ぽん》の木立《こだち》がありました。見渡《みわた》すかぎり、あたりは、まだ一|面《めん》に真《ま》っ白《しろ》に雪《ゆき》が積《つ》もっていました。そして、寒《さむ》い風《かぜ》が、葉《は》の落《お》ちつくしてしまった枝《えだ》を吹《ふ》くのよりほかに、聞《き》こえるものもなかったのです。木《き》は、こうして毎日《まいにち》、長《なが》い寒《さむ》い冬《...
更新日: 2017/10/31
ロンさんの感想

人間の世界はそんなに良くないよ

更新日: 2016/04/20
ff780fed89d7さんの感想

地に根差して其処を動く術のない年老いた木と、若いながら考えの深いうぐいすのしずかなやりとり。春が来る前の優しく静かでそわそわとした空気を感じられました。