「教師と子供」の感想
教師と子供
きょうしとこども
初出:「芸術自由教育」1921(大正10)年3月

小川未明

分量:約7
書き出し:それは不思議《ふしぎ》な話《はなし》であります。あるところに、よく生徒《せいと》をしかる教師《きょうし》がありました。また、ひじょうに物覚《ものおぼ》えの悪《わる》い生徒《せいと》がありました。教師《きょうし》はその子供《こども》をたいへん憎《にく》みました。「こんなによく教《おし》えてやるのに、どうしてそれが覚《おぼ》えられないのか。」といって、教師《きょうし》は歯《は》ぎしりをして怒《おこ》り...
更新日: 2016/05/21
3abbd348611aさんの感想

こんな教師がいていいものでしょうか? いくら子供が、覚えが悪いからと、憎んだり、手をあげたり、今の世の中でこのようなことをしたならば、大変な事です。厳しいと言う意味を、とりちがえておりますね!こういう教師に習った子どもたちは、どういうふうに育つのでしょうか? 疑問です!! 多分、一時代昔の教育なのでしょうね?

更新日: 2016/05/06
芦屋のまーちゃんさんの感想

小川未明の作品は読んでおいた方がいいだろう。道徳をさり気なく作品に混ぜている。普通の流れからすれば、教師に天罰があたるか改心するはずだが、教師のキャラは最後まで不変である。怒りキャラのママ。そこが良い。 つばめの死。自己犠牲?人生には代償がつきものだ!勧善懲悪でもない。若死にするのは善人だけ(Only the good die young!)かも知れぬ。小川未明の作品をしばらく読み込もうと思う。