少女が笑うために必要だったのは、見聞だったのかなと思いました。与えられ続けた、可愛い物、美しい物、豊かな物では、心が満たされなかったのですね。外に出た事で、より多くの人の姿、考え方、生活の様子を見て、少女の心に新しい感情が生まれていったのかと思います。新しい考え方は、物から生み出す事はできません。それがきちんと、笑顔になれる方向に働いて良かったと思いました。世の中には、知らない方が幸せな事も沢山ありますから。
何度読んでもこの人の作品には新しいなにかを見つけられることが有ります!この作品は終わりはあっけない程ですが実に パンチがきいています!娘さん掴んだ幸せに嬉しくなりました。
不幸な人達を見て、逆に愉快と思ったのかもしれない…
そのように世の中は愉快なのであろうか? たびにでて、 彼女が見せられたところだけが愉快なところなのでわないのか ! お腹をすかして痩せ細ってる子供たち、病気でもお金が無くて死んでしまう人達を見せられたら、 笑わない娘は、 もっと、 もっと、笑わなくなるのでわ ?? 彼女はあまりにも金銭、そうして みめかたちに恵まれていても、なにもかも おもしろくない。人間わ、 非常に難しい動物であると、 この小説で考えさせられました。世の中には笑わない娘のような人間はけっこういるのでわ???