「灰色の姉と桃色の妹」の感想
灰色の姉と桃色の妹
はいいろのあねとももいろのいもうと
初出:「愛国婦人 470号」1921(大正10)年6月

小川未明

分量:約16
書き出し:あるところに、性質《せいしつ》の異《ちが》った姉妹《きょうだい》がありました。同《おな》じ母《はは》の腹《はら》から産《う》まれたとは、どうしても考《かんが》えることができなかったほどであります。妹《いもうと》は、つねに桃色《ももいろ》の着物《きもの》をきていました。きわめて快活《かいかつ》な性質《せいしつ》でありますが、姉《あね》は灰色《はいいろ》の着物《きもの》をきて、きわめて沈《しず》んだ、...
更新日: 2022/08/14
bdaec355c58dさんの感想

背筋がゾッとする話でした。明るい妹を気にかける姉の話だと思って読み進めたので、途中から姉の正体に気がついて驚きました。灰色の着物とありますが、常に影っているだけで白色かもしれませんね...。妹に凄く執着していますが、果たして本当の妹なのか。また、妹の正体も果たして人であるのか。読んだ後に、まだまだ想像が膨らむ話でした。

更新日: 2018/10/08
6339415e119cさんの感想

オチがない!