「野ばら」の感想
野ばら
のばら

小川未明

分量:約10
書き出し:大《おお》きな国《くに》と、それよりはすこし小《ちい》さな国《くに》とが隣《とな》り合《あ》っていました。当座《とうざ》、その二つの国《くに》の間《あいだ》には、なにごとも起《お》こらず平和《へいわ》でありました。ここは都《みやこ》から遠《とお》い、国境《こっきょう》であります。そこには両方《りょうほう》の国《くに》から、ただ一人《ひとり》ずつの兵隊《へいたい》が派遣《はけん》されて、国境《こっき...
更新日: 2023/09/11
a31db939e0d4さんの感想

読んでると薔薇の匂いのしそうなきれいな話です。 十分で読み追われるので、カフェの待ち時間などに読むと余韻に浸れるかな、とおもいます。 ちょっと、わかりにくいところがあった。 青年兵のくだりは幻なのか、現実の事なのか。 やや難解な童話に感じました。 自分が読み取り不足なのかもしれませんが…。

更新日: 2019/11/01
19双之川喜41さんの感想

 老人兵は 青年兵の 無事を祈っていたからこそ 皆殺しの噂などは 信じたくなく 指揮官になった 青年兵が 通りすぎる 夢を みてしまったのでしょう。 香しい野バラも 枯れてしまいます。

更新日: 2019/08/07
76da1050499bさんの感想

良い話。泣けた。

更新日: 2017/02/15
71275dadf865さんの感想

これはかなりいいですね。国がどんな状態でも、心は平和に満たされる事もあるもんですね。良いお話です。

更新日: 2016/08/15
f399740ccaf4さんの感想

すてきな香りを送る野ばらも、こずえから聞こえる鳥の声も、鮮やかだったのは青年のおかげ。童話の世界の終わりを感じました。

更新日: 2015/06/08
f49806b781c7さんの感想

野ばらと老人と青年、暖かくもあり悲しくもある、人と自然の交流の儚さを感じました。