「おおかみと人」の感想
おおかみと人
おおかみとひと
初出:「こども雑誌」1920(大正9)年1月

小川未明

分量:約17
書き出し:未開《みかい》な小《ちい》さな村《むら》がありました。町《まち》へいくには、山《やま》のすそ野《の》を通《とお》らなければなりませんでした。その間《あいだ》はかなり遠《とお》く三|里《り》もありまして、その間《あいだ》には、一|軒《けん》の人家《じんか》すらなかったのであります。春《はる》から夏《なつ》にかけては、まことに景色《けしき》がようございましたけれども、秋《あき》の末《すえ》から冬《ふゆ...
更新日: 2024/04/08
ハルチロさんの感想

本作品は、童話であり、寓話でもあります。古の日本では、オオカミをご眷属として祈り祀る地方もあります。日本の神話でも、オオカミは日本武尊の命を助けたりしています。ご眷属であるオオカミを尊ぶ信仰心から書かれた作品かと思います。