相馬御風
雙喜 町の 駅を 起点として 何時かは 表日本に つうじる 鉄道の一部が 開通することになる。町は 慶びに 沸き立っている。新聞記者が 訪ねてきて 著者に 開通の 慶びを 歌ったものを 色紙に 書くように 依頼される。座談 平語を 出ていないものを 渡したと 謙遜する。南国を 北国に やや 引き寄せたような 町の 人びとと ともに 弾けた 心持ちだったに ちがいないと 感じた。06:01