小林多喜二
俊寛とは、かつて存在した僧侶のことみたいで。北の僧侶が働けども故郷に帰れず苛まれる様子が描かれる。北海道の暗き側面。これを機会にプロレタリア文学を読んでみようかしら。
俊寛を引き合いに出すのがうまいなと思った。独り寂しく船を呼んだ俊寛と、呼ぶことすらできない北海道の俊寛。俊寛は島流しにあったが、北海道の彼らは………