双喜 芥川は 嘛寺など 興味がない むしろ大嫌いと 言ってのける。とは言え 名所なので 仕方なく 出掛けたという。東配殿には 木彫りの 歓喜仏があり 堂守りに 銀貨を 一枚 遣ると 繍曼を 開けて ちょつとだけ 見せてくれる。あの ちょつとだけよの 世界である。また 暑い 時期には 車夫は 涼しい 地方に 移動して そこで 働き 妻は 暑い 北京に 残って 汗を かきかき 春を 売って 亭主に 負けずに 働くという。男女共に 対等に 働く。これぞ 男女平等の 社会である。昔の 北京も 美しい 伝統を 遺していく 意気込みは 凄まじかったと 感じた。 04:38