「ウニデス潮流の彼方」の感想
ウニデス潮流の彼方
ウニデスちょうりゅうのかなた
初出:「読物時事」1947(昭和22)年5月〜12月

橘外男

分量:約308
書き出し:一海の狼諸君は御記憶であろうか?昨夏七月二十二日ブエノスアイレス発ユーピー特電が突如|倫敦《ロンドン》各紙に第一声を送って以来、エーピー、ロイター、タス、アヴァス等世界の大通信社の触手という触手は一斉に色めき立って、地元|拉丁亜米利加《ラテンアメリカ》諸国はもちろん、全欧米を熱狂と興奮の坩堝《るつぼ》と化せしめ、世界学界に解けざる謎を与えて輿論《よろん》は囂々《ごうごう》として、今なお帰趨するとこ...
更新日: 2025/05/29
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  なんとも 強力な 潮流に 流された 船が 不思議なる 国に 漂着して 人びとが うろうろと 歩き 回る 壮大な 読み物で ある。特に 企みや 詩情が 込めて あるわけでは なく 感銘の 受けようがない。 ほらを 吹き はじめたら 止まらなく なった という 饒舌体の 読み物と でも 言うべきか。