「八幡の森」の感想
八幡の森
やわたのもり
初出:「馬醉木 第三卷第一號」根岸短歌会、1906(明治39)年1月1日

伊藤左千夫

分量:約6
書き出し:市川の宿も通り越し、これから八幡といふ所、天竺木綿の大きな國旗二つを往來の上に交扠して、其中央に祝凱旋と大書した更紗の額が掛つてゐる、それをくゞると右側の屑屋の家では、最早あかりがついて障子がぼんやり赤い、其隣りでは表の障子一枚あけてあるので座敷に釣つてあるランプがキラリと光を放つてゐる、ほのくらい往來には、旅の人でなく、土地のものらしい男や婆さんやがのつそりのつそりあるいてゐる、赤兒をおぶつた兒...
更新日: 2022/04/12
19双之川喜41さんの感想

 森というよりも  竹やぶというほうが 当たっているらしいけど  神社の辺りを 描写しており  写生文のようではある 。 左千夫は 風景を切り取って  油絵にしてみたい と 思ったりする。 ジオラマを  彷彿とさせると 感じた。

更新日: 2017/08/31
b9ef941530ccさんの感想

伊藤左千夫の八幡の森は、かっては森と呼ばれていたが、今は、うっそうとした竹藪となっている。