中原中也
詩やウタには、全く弱い。情けない話であるが、森羅万象に対する美的感受性が乏しいのかもしれない。この詩に対する印象は、夏の人気のない一本道、真っ直ぐに延びた、どこまでも続く道に自分の将来をなぞらえ、憧れと不安を表現しているのであろうか、と言った感じの捉え方をしてしまう。凄く素敵なウタであると思うが、吟われた方の胸中を思い図れない自分が悲しい。