「夏と私」の感想
夏と私
なつとわたし

中原中也

分量:約1
書き出し:真ツ白い嘆かひのうちに、海を見たり。鴎《かもめ》を見たり。高きより、風のただ中に、思ひ出の破片の翻転するをみたり。夏としなれば、高山に、真ツ白い嘆きを見たり。燃ゆる山路を、登りゆきて頂上の風に吹かれたり。風に吹かれつ、わが来し方に茫然《ばうぜん》としぬ、……涙しぬ。はてしなき、そが心母にも、……もとより友にも明さざりき。しかすがにのぞみのみにて、拱《こまね》きて、そがのぞみに圧倒さるる。わが身を見...
更新日: 2018/05/28
4e826f260cfdさんの感想

大自然の詩が好きになる。 風が吹く。涙した。 なんてシンプルなんだろう。