「(七銭でバットを買つて)」の感想
(七銭でバットを買つて)
(ななせんでバットをかって)

中原中也

分量:約1
書き出し:七銭でバットを買つて、一銭でマッチを買つて、——ウレシイネ、僕は次の峠を越えるまでに、バットは一と箱で足りると思つた。山の中は暗くつて、顔には蜘蛛《くも》の巣が一杯かかつた。小さな月が出てゐるにはゐたが、それでも木の繁つた所は暗かつた。ア、バアバアバアバ、僕は赤ン坊の時したことを繰返した。誰も通るものはなかつた。暫くゆくと自転車を坂の下に落として、自分一人は草を掴《つか》めば上れるが、自転車を置い...
更新日: 2018/01/04
尋ね人の糸さんの感想

バット?野球で使うあれか?と勘違いしてました。 誰かがバットで撲殺でもやらかしたのか? タバコ…思ってたんとちがう。

更新日: 2016/09/22
さんの感想

バット(「ゴールデンバット」というタバコの事)を嗜みながら峠を越える中也が頭に浮かびました。