「禾花媒助法之説」の感想
禾花媒助法之説
かかばいじょほうのせつ
初出:「明六雜誌 第四十一號」明六社、1875(明治8)年9月5日

津田仙

分量:約9
書き出し:明治六年、維納《ウィーン》府大展覧会の開場のとき、拙者《せっしゃ》もその差遣《さけん》せられた官員の一人でありました。当時〈そのとき〉目に触れ、耳に聴くところの利益は、種々《しゅじゅ》様々でありました。ときに農学〈アグローム〉の大家|荷蘭《オランダ》人荷衣白蓮〈ホーイブレング〉氏という大先生に邂逅《かいこう》しました。これは実に拙者、無上の大幸でありました。幸に先生は維納府外数里の地に住居《すまい...
更新日: 2022/04/27
19双之川喜41さんの感想

 羊毛製の しめ縄の ようなものに 薄めた蜂蜜を 塗付けたもので 稲穂の 先端を 数回撫でると 米の収穫量が 飛躍的に 増えることを 実証記録を 示して説く。ウィーン博覧会で 知り合った ホーイブレングから 教えられたという。可笑しいのは 文中で 拙者を 乱発するので 侍からの 書状を 紐解いて いるような 気分が してくる。