「明治世相百話」の感想
明治世相百話
めいじせそうひゃくわ

山本笑月

分量:約332
書き出し:文化腕白には煙管が飛ぶ寺子屋遺風の小学校時代明治二年に政府の出した『府県施政順序』のうちに「小学校を設くる事」とあって、翌三年、東京府は初めて都下に小学校を六つ建てた。といっても校舎はすべて寺院で、芝増上寺地中の洞雲院、牛込の万昌院、本郷の本妙寺、浅草の西福寺、深川の長慶寺の六カ所。一方、在来の手習師匠約四百軒が五年の新学制に則《のっと》って新たに小学校の仲間入り、そのうち数十軒は公立小学校に昇格...
更新日: 2024/04/21
19双之川喜41さんの感想

 現存する 芦花公園の 最寄駅は 東京 京王線 千歳烏山駅である。その駅の 南側に 文学館を やり過ごした あたりに 公園はある。 下高井戸駅で 下車したというから 旧居での 話しで あろう。笑月は 運よく 芦花に 会って貰えたので 読み手にも その 高揚感が 伝わり 当時の 人気作家の 雰囲気が 伝わってくると 感じた。