「雲のわくころ」の感想
雲のわくころ
くものわくころ
初出:「小学六年生 5巻6号」1952(昭和27)年9月

小川未明

分量:約19
書き出し:冬《ふゆ》のさむい間《あいだ》は、霜《しも》よけをしてやったり、また、日《ひ》のよくあたるところへ、鉢《はち》を出《だ》してやったりして、早《はや》く芽《め》が頭《あたま》をだすのを、まちどおしく思《おも》ったのであります。勇吉《ゆうきち》は、草花《くさばな》を愛《あい》していました。しかし、いくら気《き》をもんでも、その気候《きこう》とならなければ、なかなか、芽《め》を出《だ》し、咲《さ》くもの...
更新日: 2019/11/09
19双之川喜41さんの感想

 題名の意味は、 夏も終わりに近づき入道雲が さかんに現れる 時期を言う。 やまゆりは枯れてしまったけれど 、いつも来ているトンボは 茎に じっと佇み 静かに 長い間 動かないでいる。 詩情あふれると感じた。