「谷間のしじゅうから」の感想
谷間のしじゅうから
たにまのしじゅうから
初出:「赤い鳥 鈴木三重吉追悼号」1936(昭和11)年10月

小川未明

分量:約11
書き出し:春《はる》のころ、一|度《ど》この谷間《たにま》を訪《おとず》れたことのあるしじゅうからは、やがて涼風《すずかぜ》のたとうとする今日《きょう》、谷川《たにがわ》の岸《きし》にあった同《おな》じ石《いし》の上《うえ》に降《お》りて、なつかしそうに、あたりの景色《けしき》をながめていたのであります。小鳥《ことり》たちにとって、この二、三か月《げつ》の間《あいだ》は、かなり長《なが》い間《あいだ》のこと...
更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 小鳥が 谷間の木々の 成長を 願い 飛び去るという 話である。 「あります」調が 急変して「ました」調となるので 驚くかもしれない。 擬人法は この場合 趣をそぐようにも 思えた。