「僕はこれからだ」の感想
僕はこれからだ
ぼくはこれからだ
初出:「新児童文化 第3冊」1941(昭和16)年7月

小川未明

分量:約36
書き出し:村《むら》からすこし離《はな》れた、山《やま》のふもとに達吉《たつきち》の家《いえ》はありました。彼《かれ》は学校《がっこう》の帰《かえ》りに、さびしい路《みち》をひとりで、ひらひら飛《と》ぶ白《しろ》いこちょうを追《お》いかけたり、また、田《た》のあぜで鳴《な》くかえるに小石《こいし》を投《な》げつけたりして、道草《みちくさ》をとっていたこともあります。そして、裏《うら》の松林《まつばやし》にせ...
更新日: 2018/06/03
いちにいさんの感想

両親が死んだ!これ程身近に死を感じることがあるだろうか! 少年はカラスから雛鳥を守った。 親鳥は子供を守るために自らの命と引き換えに犠牲となった。 無防備な子供たちを見殺しにできなかったのだ! 自分の人生に似ている、とシンパシーを感じたのだろうか、さっきの威勢はどうしたものか、皆押し黙ったままの有様だ。