「万の死」の感想
万の死
まんのし
初出:「新児童文化 第4冊」1949(昭和24)年11月

小川未明

分量:約17
書き出し:万《まん》は正直《しょうじき》な、うらおもてのない人間《にんげん》として、村《むら》の人々《ひとびと》から愛《あい》されていました。小学校《しょうがっこう》を終《お》えると、じきに役場《やくば》へ小使《こづか》いとしてやとわれました。彼《かれ》は、母親《ははおや》の手《て》一つで大《おお》きくなりましたが、その母《はは》も早《はや》く死《し》んだので、まったくひとりぽっちとなりました。こんなことが...
更新日: 2020/09/24
19双之川喜41さんの感想

 人は死んで名を残したわけではない。 名も知れぬ人達から 感謝の念を 惜しみ無く 捧げられた。 筋立ては緻密で 謎解きのようでもあり 詩味に溢れ 酸鼻を抑えがたいと感じた。