小川未明
白髪が目立つようになってきた母親を気遣う 娘モモ子の 心情が 優しく胸を打つ。 モモ子が 母親のために 伴ってきた 按摩の老婆が 失明の直前に見たものは何だったか。
さりげない短編。老いてゆく母親に対する純粋な少女の愛情と、優しい娘に育てた母親の人柄が感じとれる。
本当にいい作品で感動しました。