「街を行くまゝに感ず」の感想
街を行くまゝに感ず
まちをいくままにかんず

小川未明

分量:約8
書き出し:たま/\書斎から、歩を街頭に移すと、いまさら、都会の活動に驚かされるのであります。こちらの側から、あちらの側に行くことすら、容易ならざる冒険であって時には、自分に不可能であると感じさせる程、自動車や、自転車や電車がしっきりなしに相ついで、往来しているのであります。これを見るものは、誰しも、大都会に対して、その偉なる外観に歎賞の声を発せぬものはなかろうと思います。しかし、私は、この時、すぐに、次のよ...
更新日: 2017/02/25
芦屋のまーちゃんさんの感想

ブルジョアVSプロレタリア 都会VS田舎 マジョリティVSマイノリティ 加害者VS被害者 悪VS善 資本主義VS共産主義 金持VS貧乏 強者VS弱者 階級社会などどんな分野にもある。 健全と言われるスポーツの世界など典型的だ。競争社会。弱肉強食。 大企業に勤めていたって出世競争はあり、勝組VS負組で人格まで否定される。 人間という者の本質は 「自分より貧乏は100人いるだろう。しかし、金持は1000人いるに違いない。」 ということだ! 小川未明様、出版業でどれ程稼ぎましたか?恵まれない人々に寄付でもされますか?プロレタリア作家は無償で出版しなければ嘘です。思想のみを世間に知らせるだけで、「本」が資本主義での商品となってはいけませぬ!