「手仕事の日本」の感想
手仕事の日本
てしごとのにほん

柳宗悦

分量:約337
書き出し:序この一冊は戦時中に書かれました。記してある内容は大体昭和十五年前後の日本の手仕事の現状を述べたものであります。戦争はおそらく多くの崩壊を手仕事の上に齎《もた》らしたと思います。それ故私がここに記録したものの中には、終戦後の今日では、既に過去のものとなったものが見出されます。例えば沖縄の場合の如き今では想い出語りとなったものが多いでありましょう。しかしどの地方においても、失われた幾許《いくばく》か...
更新日: 2024/08/21
a9faf1e595cdさんの感想

青空文庫で読んでいるうちに、あげられている民芸品が見たくなりました。実際に紙の本を手に入れ、挿入画をみながら、(アプリのほうが、活字フォントを大きくして読みやすいので)本文を読み続けましたところ、駒場の民藝館のイメージと重なりました。全国をめぐり、土地の民芸品にであう楽しさ、奥行きが増しました。

更新日: 2020/11/02
19双之川喜41さんの感想

 岐阜提灯に 平和を愛する 心の現れがあると書いたら 検閲で 平和という 言葉を使うなと 言われたという。 我国は いわば 手仕事立国のような側面があり その辺りの 消息を理解できない向きも 存在したようだ。