「桔梗の別れ」の感想
桔梗の別れ
ききょうのわかれ
初出:「令女界 第九巻第八号」1930(昭和5)年8月1日

岸田国士

分量:約11
書き出し:一ある高原の避暑地。落葉松《からまつ》の森を背にしたテニスコートの傍《かたは》ら。日が落ちて、橙色の雲の一塊が、雪をいたゞいた遠い峰を覆つてゐる。今テニスを終つたばかりの四人、そのうちの女二人は境笛子と母の杉江である。そして、二人の青年は、金津朔郎と酒巻深である。酒巻明日は敵《かたき》を打ちませうね。笛子《ふえこ》さん。笛子明日は組を変へるんだわ。杉江母さんと組まなくつちや駄目だよ。金津小母さんに...
更新日: 2017/04/23
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酒巻さん…!!