「五百五十句」の感想
五百五十句
ごひゃくごじっく

高浜虚子

分量:約60
書き出し:序さきに『ホトトギス』五百号を記念するために改造社から『五百句』という書物を出した。これは私が俳句を作りはじめた明治二十四、五年|頃《ごろ》から昭和十年までの中から五百句を選んだものであった。先頃桜井書店から何か私の書物を出版したいとの事であったので、『ホトトギス』が五百五十号になった記念に、その後の私の句の中から五百五十句を選み出してそれを出版して見ようかと思い立った。思い立ってから大分日がたっ...
更新日: 2016/09/06
5d05c421a16bさんの感想

恵まれた歌人。ハイソサイエティのにおいする。親しみ感じ我も一句読めるとか!懐かしい場所、限りなく忙しそう。言葉が自然と詩になり、これならわたしもできそうで。時代が違うが、花も、空も、言葉も同じ。歌人とは貧しく病気持ちで、薄命かと思いしが。豊かさの中での詩は明るく、さっさとよめる。残念ながら私の誕生日には詠まれた詩がない。まだ咲かぬ桜待つ間に吾子生まれ、と自分で詠う。虚子先生、良いでしょうか?