「軍艦金剛航海記」の感想
軍艦金剛航海記
ぐんかんこんごうこうかいき

芥川竜之介

分量:約17
書き出し:一暑いフロックを夏の背廣に着換へて外の連中と一しよに上甲板へ出てゐると、年の若い機關少尉が三人やつて來て、いろんな話をしてくれた。僕は新米だから三人とも初對面だが、外の連中は皆、教室で一度は講義を聞かせた事のある間柄である。だから、僕は圈外に立つておとなしく諸君子の話を聞いてゐた。すると其少尉の一人が横須賀でSとSの細君と二人で散歩してゐるのに遇つたら、よくよく中てられたと見えて、其晩から腹が下つ...
更新日: 2019/11/08
19双之川喜41さんの感想

 艦内の作業は 想像を絶する重労働で 重油と石炭を放り込む場面には驚いた。 帰港が迫ると 蝶が飛来し 緑が目にはいると 何やら芥川と共に安堵した。