「不思議な島」の感想
不思議な島
ふしぎなしま
初出:「随筆」1924(大正13)年1月

芥川竜之介

分量:約18
書き出し:僕は籐《とう》の長椅子《ながいす》にぼんやり横になっている。目の前に欄干《らんかん》のあるところをみると、どうも船の甲板《かんぱん》らしい。欄干の向うには灰色の浪《なみ》に飛び魚か何か閃《ひらめ》いている。が、何のために船へ乗ったか、不思議にもそれは覚えていない。つれがあるのか、一人なのか、その辺《へん》も同じように曖昧《あいまい》である。曖昧と云えば浪の向うも靄《もや》のおりているせいか、甚だ曖...
更新日: 2019/11/02
19双之川喜41さんの感想

 暗喩に 富んでいて 本当に 面白い。 赤色の野菜しか 作らないには 吹き出した。 他国のことや 昔のことなどは しっているが とんと 役に立たない人は そこそこ いるかも知れない。

更新日: 2018/03/16
ayameさんの感想

野菜が売れ残って、富士山ほどの高さに積み上げられたとしても生活のために野菜を作り続ける島民たち。彼らが作る野菜を売る商人達。身体が不自由な人は、野菜の善悪を判断する役割を持つ。現実の社会に置き換えてみると、何か心がざわざわする。