「八百長くづれ」の感想
八百長くづれ
やおちょうくずれ

栗島山之助

分量:約5
書き出し:八百長くづれ——と唱へる新語が出来たのは、明治四十三年一月、太刀山対駒ヶ岳の立合ひに、其結果が七面倒な預り勝負になつた事に依つてである。此《この》問題は相当な大波紋を相撲界に捲き起こした。何といつても当時人気の焦点である両力士が、複雑怪奇な噂の中に包まれて、天下晴れての土俵場裡に、複雑怪奇な立合を、正々堂々とやつたのであるから、苟しくも相撲を彼是《かれこれ》と論ずる手合は、昂奮の青筋を額へ立てゝ論...
更新日: 2022/04/17
19双之川喜41さんの感想

 相撲人気を高めるために 協会は 強いものと強いものの 八百長を企んだ。 事前の打ち合わせとは異なり  思わず手を出してしまったので 予定が狂って同体とはならなかった。 相撲協会は  処置に困り  丸星と半星をそれぞれ支給した。 干物作りではあるまいし のどかな時代が あったものだと感じた。