小川未明
幼い頃の思いでが よみがえってくる。 当時の童話は 敬語を教える役割もあったように感じた。
蜂が喋るのかと思った。幻想的にはならず平凡で面白くない!
子供と大人。互いの日常から滲み出るそれぞれの微妙で小さな心の変化。人は年齢にかかわらず少しずつ成長するということが、素朴な空気の中に描かれている。
一匹になってしまった蜂への優しい思い、蜂に刺されてしまった友達への思い、猫や犬への思い。 生き物に注がれる優しい思いに、こちらの心まで浄化される気がする。 猫を貸してあげようと思う結び方がいいなぁ。