「お別れ」の感想
お別れ
おわかれ
初出:「家庭雑誌 五巻八号」1907(明治40)年6月

大杉栄

分量:約2
書き出し:お別れ大杉栄読者諸君の中で、『平民新聞』をお読みなさらなかった方は、たぶん御存じもありますまいが、私、つまらん筆の禍のために、当分諸君とお別れをして、そして監獄に行かねばならぬのであります。それは、かつて『平民新聞』に記載したクロポトキン翁の「青年に訴う」というのが政府の忌諱にふれたので、先月の末に東京地方裁判所で、秩序壊乱の廉とかによって軽禁錮一カ月半の宣告を下されたのであります。けれども、その...
更新日: 2022/09/21
阿波のケンさんさんの感想

先日NHKBSで見ただけにグットタイミングだ。ここではまた戻ってくるつもりでの読者へのお別れだが大正12年には獄中憲兵隊によって殺されている。伊藤野枝と甥と共に。