「倭女王卑弥呼考」の感想
倭女王卑弥呼考
わのじょおうひみここう
初出:「東亞之光 第五卷第六・七號」1910(明治43)年6、7月

白鳥庫吉

分量:約75
書き出し:倭人の名は『山海經』・『漢書』・『論衡』等の古書に散見すれども、其記事何れも簡單にして、之に因りては未だ上代に於ける倭國の状態を窺ふに足らず。然るに獨り『魏志』の倭人傳に至りては、倭國の事を敍すること頗る詳密にして、而も傳中の主人公たる卑彌呼女王の人物は、赫灼として紙上に輝き、讀者をして恰も暗黒の裡に光明を認むるが如き感あらしむ。『魏志』は晉の陳壽の編纂に成れりと雖も、其東夷傳は主として魏の魚豢の...
更新日: 2016/12/06
b9ef941530ccさんの感想

白鳥庫吉の邪馬台国九州説の根拠を日本書紀の神功皇后が卑弥呼であるとする。邪馬台国の南側には句奴国があり、対立している。大和朝廷による九州支配は未だ及んでいない。後に大和朝廷によって統治される。