「明日は天気(二場)」の感想
明日は天気(二場)
あすはてんき(にば)
初出:「改造 第十巻第一号」1928(昭和3)年1月1日

岸田国士

分量:約31
書き出し:夫妻宿の女中甲宿の女中乙風呂番番頭一真夏——雨の日ある海岸の旅館——海を見晴らせる部屋夫(腹這ひになり、泳ぎの真似をしてゐる)妻(絵葉書を出す先を考へてゐる)女中(はひつて来る)夫(泳ぎの真似をやめて、新聞を読んでゐる風をする)女中ほんたうに毎日お天気がわるくつて、御退屈でございませう。妻ええ、でも、海へは何時でもはひれるんだから、かうして、静かな処で、雨の音を聴いてゐるのもいいわ。どうせ避暑に来...
更新日: 2022/01/27
19双之川喜41さんの感想

 奮発して 海辺の宿に 避暑に出かけたけど 長雨に降り込められ 一度も泳ぐこと無く 帰京する。 夫は 横になっている妻に 宿で 昔の女に出くわしたと語るけど 本当かは 判らず 妻も起きてたか 眠っていたかは判らない。