洋食屋にわざわざ芸姑や舞妓を呼び一緒に食事をする。食事代に花代とつい値段を考えてしまう庶民でした。
京都の祇園の三養軒は 店の中は やたらにカーテンで仕切ってあるので 客同士が 顔を合わせないで済んだと言う。 そこに 先斗町の芸妓や舞妓を 密かに呼びつけて 隠れ遊びに耽った そうである。 今でいう 個室のようなものであったのかもしれない。 粋な遊びは 何とも 金がかかったろうと 余計な心配をしてしまうのである。
色町と洋食、変な組み合わせだなとは思いましたが、戦前のオシャレトロな色町の風情が浮かんできました。ロッパさんは味にうるさい方だと思いっていましたが、ムードも大事にされる方なですね。
没落を思うと切ないものですな