「色町洋食」の感想
色町洋食
いろまちようしょく

古川緑波

分量:約6
書き出し:大久保恒次さんの『うまいもん巡礼』の中に、「古川緑波さんの『色町洋食』という概念は、実に的確そのものズバリで」云々と書いてある。ところが、僕は、色町洋食なんて、うまい言葉は使ったことがないんだ。僕の所謂日本的洋食を、大久保さんが、うまいこと言い変えて下さったもの。然し、色町洋食とは、又何と、感じの出る言葉だろう。もっとも、これは関西でないと通じない、東京では、色町とは言わないから。で、僕も、大久保...
更新日: 2024/07/02
8eb05d040692さんの感想

洋食屋にわざわざ芸姑や舞妓を呼び一緒に食事をする。食事代に花代とつい値段を考えてしまう庶民でした。

更新日: 2021/06/10
19双之川喜41さんの感想

 京都の祇園の三養軒は 店の中は  やたらにカーテンで仕切ってあるので 客同士が 顔を合わせないで済んだと言う。 そこに 先斗町の芸妓や舞妓を 密かに呼びつけて  隠れ遊びに耽った そうである。 今でいう  個室のようなものであったのかもしれない。 粋な遊びは 何とも 金がかかったろうと 余計な心配をしてしまうのである。

更新日: 2018/08/13
e182d47121e1さんの感想

色町と洋食、変な組み合わせだなとは思いましたが、戦前のオシャレトロな色町の風情が浮かんできました。ロッパさんは味にうるさい方だと思いっていましたが、ムードも大事にされる方なですね。

更新日: 2015/12/22
b6226aa70d42さんの感想

没落を思うと切ないものですな