「魚服記に就て」の感想
魚服記に就て
ぎょふくきについて
初出:「海豹通信 第七便」1933(昭和8)年3月25日

太宰治

分量:約1
書き出し:魚服記に就て太宰治魚服記といふのは支那の古い書物にをさめられてゐる短かい物語の題ださうです。それを日本の上田秋成が飜譯して、題も夢應の鯉魚と改め、雨月物語卷の二に收録しました。私はせつない生活をしてゐた期間にこの雨月物語をよみました。夢應の鯉魚は、三井寺の興義といふ鯉の畫のうまい僧の、ひととせ大病にかかつて、その魂魄が金色の鯉となつて琵琶湖を心ゆくまで逍遙した、といふ話なのですが、私は之をよんで、...
更新日: 2025/01/05
65c8aadc88adさんの感想

雙喜 魚服記は 我が国では 上田秋成が 夢應の鯉魚 として 翻訳しその あらすじは 三井寺の 興儀という 鯉の繪がうまい 僧が 死後に その 魂魄が 鯉となって 琵琶湖を 心行くまで 逍遥する というものである。当時 さらに 高みを 目指していた 太宰に とって 共鳴するところのある 作品に 感じた のであろう。08:08

更新日: 2019/06/21
5aa7ac1702e7さんの感想

なるほど