「ラロシフコー」の感想
ラロシフコー
ラロシフコー
初出:「作品 第十巻第七号」1939(昭和14)年7月1日

太宰治

分量:約3
書き出し:その高橋五郎といふ人は、他にどんな仕事をした人か、私は知らない。この人は、大正二年にラロシフコーを譯してゐる。「寸鐵」といふ題で、出版してゐる。大正二年といへば、私など、四、五歳のころで、そのころ此の本の出版が、どんな反響を呼んだか、知る由もないが、けれども、序文を見ると、たいへんな意氣込である。「佛蘭西文學の旺盛時代たる路易第十四世の朝に於て、突如として一世の耳目を聳動し來れる一書あり、其の簡淨...
更新日: 2025/01/08
65c8aadc88adさんの感想

雙喜 ロマン派哲学が 生活に 根を降ろしてきたから ラロシフコーなどを 読まなくても 日本人は 人生裏面感が 身についていると 簡単に 喝破するけど 直ちに 決めつけているのは あまり 同感できないと 感じた。04:59