「鳴門秘帖」の感想
鳴門秘帖
なるとひちょう

04 船路の巻

04 ふなじのまき

吉川英治

分量:約381
書き出し:心の地震鬱然《うつぜん》とした大樹はあるが、渭山《いやま》はあまり高くない。山というよりは丘である。西の丸、本丸、楼台《ろうだい》、多門など——徳島城の白い外壁は、その鬱蒼《うっそう》によって、工芸的な荘重と歴史的な錆《さび》をのぞませ、東南ひろく紀淡《きたん》の海をへいげいしていた。城下をめぐる幾筋もの川は、自然の外濠《そとぼり》や内濠のかたちをなし、まず平城《ひらじろ》としては申し分のない地相...
更新日: 2021/05/30
19双之川喜41さんの感想

 四国あたりの 動き に 反幕府の 兆しが 見られるので  幕府が隠密を放ち お約束通り  女の 淡い恋情などを散りばめ 延々と続く壮大な物語を  ゆっくりと読み進めるのは  ささやかな 楽しみのひとつであるかもしれないと感じた。