「三国志」の感想
三国志
さんごくし

03 群星の巻

03 ぐんせいのまき

吉川英治

分量:約417
書き出し:偽忠狼心《ぎちゅうろうしん》一曹操《そうそう》を搦《から》めよ。布令《ふれ》は、州郡諸地方へ飛んだ。その迅速を競って。一方——洛陽《らくよう》の都をあとに、黄馬に鞭をつづけ、日夜をわかたず、南へ南へと風の如く逃げてきた曹操は、早くも中牟県《ちゅうぼうけん》(河南省中牟・開封—鄭州《ていしゅう》の中間)——の附近までかかっていた。「待てっ」「馬をおりろ」関門へかかるや否や、彼は関所の守備兵に引きずり...
更新日: 2022/05/01
e2032513f6a4さんの感想

新聞小説であったときのテンポが、青空文庫では表現できていて面白く思った。 内容の良さは言わずもがなだけど、文庫版を再読するよりスーッと頭に入ってくる気がする。

更新日: 2020/12/25
f94b13ff7707さんの感想

大変楽しく読まして頂いてます。

更新日: 2015/07/11
80a6b5c171cbさんの感想

いろんな三國志を読んだが、まあ王道。横山三國志(漫画)はこれを下敷きにしているようだ。群を抜いて面白かったのは柴錬三國志。宮城谷は、演義ではない三國志と謳って曹操を主役に据えたが冗長過ぎるし、陳舜臣の「曹操」(傑作)にはとても及ばない。もっとも、同じ陳舜臣でも「秘本三國志」はいただけない。北方三國志は、この人の水滸伝にも言えるが本当に昔の中国の「薫り」がしない。 吉川三國志は王道すぎて次の展開が分かってしまう憾みがある。しかし、ここから日本版三國志が始まったと思えば功績は大きい。ちなみに駒田信二の翻訳水滸伝はすごく面白かったから、三國志の翻訳も読んでみたい。結局は中国版が一番かも。

更新日: 2015/07/07
cbc4c2998b8fさんの感想

やっぱ面白い