「三国志」の感想
三国志
さんごくし

05 臣道の巻

05 しんどうのまき

吉川英治

分量:約430
書き出し:煩悩攻防戦《ぼんのうこうぼうせん》一呂布《りょふ》は、櫓《やぐら》に現れて、「われを呼ぶは何者か」と、わざと云った。泗水《しすい》の流れを隔てて、曹操の声は水にこだまして聞えてきた。「君を呼ぶ者は君の好き敵である許都《きょと》の丞相《じょうしょう》曹操だ。——しかし、君と我と、本来なんの仇があろう。予はただご辺が袁術《えんじゅつ》と婚姻を結ぶと聞いて、攻め下ってきたまでである。なぜならば、袁術は皇...
更新日: 2024/03/26
35a45a078dfbさんの感想

映画のラストシーンを見るような関羽がゆうゆうと立ち去る場面は心に残ります。 この巻きは心理戦の連続で読み続けました。それにしても剣のぶつかり合いよりもそれぞれの口から出る口上に胸が騒ぎ、心が踊る思いで堪能しました。

更新日: 2020/09/03
b75153825a57さんの感想

吉川英治の三国志は面白くて、10代の頃から10回は読み返しています。

更新日: 2018/07/18
785f0fb4fc05さんの感想

三國志が好きなら外せない作品。

更新日: 2015/07/16
80a6b5c171cbさんの感想

前半の山場。関羽の見せ処。しかし、謀反のくだりは冗長で退屈。 ここからは、かなり面白くなるはずだ、と思う。