「三国志」の感想
三国志
さんごくし

09 図南の巻

09 となんのまき

吉川英治

分量:約470
書き出し:日輪《にちりん》一呉侯の妹、玄徳の夫人は、やがて呉の都へ帰った。孫権はすぐ妹に質《ただ》した。「周善はどうしたか」「途中、江の上で、張飛や趙雲に阻《はば》められ、斬殺されました」「なぜ、そなたは、阿斗《あと》を抱いてこなかったのだ」「その阿斗も、奪《と》り上げられてしまったのです……それよりは、母君のご病気はどうなんです。すぐ母君へ会わせて下さい」「会うがよい、母公の後宮《こうきゅう》へ行って」「...
更新日: 2015/09/03
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更新日: 2015/07/26
80a6b5c171cbさんの感想

関羽、最後の活躍。 なぜ関羽が神として関帝廟に祀られているのか、かねがね不思議に思っていたが、この機会に調べてみた。なんでも若年の頃、塩を密売して生計をたてていたという俗説があり、華僑の間で商売の神として信仰されたらしい。ちょっと驚いた。もちろん、三國志における、彼のもっとも高潔な人格がその大きな要因だと思うが。 この後は関羽のみならず、なにかと辛い方向に行くんだけど、歴史には脚色できないことも多いから、頑張って読む。