「私本太平記」の感想
私本太平記
しほんたいへいき

04 帝獄帖

04 ていごくじょう

吉川英治

分量:約316
書き出し:山門の二皇子ここで日と月は、少し以前へもどるが。足利家の大蔵邸に預けられていた囚人僧《めしゅうどそう》のひとり忠円が、鎌倉表から越後へ流されて行った前後に、その忠円の密使らしい者が、叡山《えいざん》の坂本にある山門の別当へ、「なにとぞ、これを大塔《だいとう》ノ法親王《ほうしんのう》さまへ、お直々《じきじき》に」と、一書を投じて去った事実がある。それが誰だかわからない。流罪の僧に、そんな書状を差し立...
更新日: 2016/09/20
takenyanさんの感想

元弘の乱。帝の戦が始まる。...があえなく敗れ、逃げ落ちる。そしてあらがえない運命に翻弄される楠木正成。このタイミングでも戦ってたんだなあ。