「容貌」の感想
容貌
ようぼう
初出:「博浪沙 第六巻第六号」1941(昭和16)年6月5日

太宰治

分量:約2
書き出し:容貌太宰治私の顏は、このごろまた、ひとまはり大きくなつたやうである。もとから、小さい顏ではなかつたが、このごろまた、ひとまはり大きくなつた。美男子といふものは、顏が小さくきちんとまとまつてゐるものである。顏の非常に大きい美男子といふのは、あまり實例が無いやうに思はれる。想像する事も、むづかしい。顏の大きい人は、すべてを素直にあきらめて、「立派」あるひは「莊嚴」あるひは「盛觀」といふ事を心掛けるより...
更新日: 2025/01/08
65c8aadc88adさんの感想

雙喜 太宰は 顔の大きい人は ハンサムではないと 思い込んでいるようで 「立派」「壮厳」「盛観」を 目指しているようにも 見える。文章をかくにあたっての 字顔(じずら)への 配慮と やや  にたように 感じた。

更新日: 2017/09/11
AVE さんの感想

芥川の対極の人ですね。