「赤いえり巻き」の感想
赤いえり巻き
あかいえりまき
初出:「童話研究」1928(昭和3)年9月

小川未明

分量:約14
書き出し:お花《はな》が、東京《とうきょう》へ奉公《ほうこう》にくるときに、姉《ねえ》さんはなにを妹《いもうと》に買《か》ってやろうかと考《かんが》えました。二人《ふたり》は遠《とお》く離《はな》れてしまわなければなりません。お花《はな》は、まだ見《み》ないにぎやかな、美《うつく》しいものや、楽《たの》しいことのたくさんある都《みやこ》へゆくことは、なんとなくうれしかったけれど、子供《こども》の時分《じぶん...
更新日: 2020/08/14
19双之川喜41さんの感想

 赤い「いすか」という 小鳥のように 真っ赤な色の襟巻きを 姉から 東京に出る妹に 餞別代わりにあげた。妹は  奉公中に 襟巻きを失くしたので トンビがさらっていったと 言い繕い 水色の襟巻きを 新しく買った。その後 姉の病気で 妹は田舎に引き上げることになってしまい 「いすか」が また咲き始める。生活感が 良く出ていると感じた。