「金銭の話」の感想
金銭の話
きんせんのはなし
初出:「雜誌日本」1943(昭和18)年10月1日

太宰治

分量:約6
書き出し:宵越しの金は持たぬなどといふ例の江戸つ子氣質は、いまは國家のためにもゆゆしき罪惡で、なんとかして二、三千圓も貯金してお國の役に立ちたいと思ふものの、どういふわけかお金が殘らぬ。むかしの藝術家たちには、とかく貯金をいやしむ風習があつて、赤貧洗ふが如き状態を以て潔しとしてゐた樣子であつたが、いまはそのやうな特殊の生活態度などはゆるされぬ。一億國民ひとしく貯蓄にいそしまなければならぬ重大な時期であると、...
更新日: 2021/03/13
19双之川喜41さんの感想

 原稿用紙の 一枡 一字が 幾らに 成るかは 文筆を 生業とする人は まず考えると そこそこ有名な ある政治評論家から 直にきいたことがある。 それが本当なら 只で 字を書いて 悦にいる人は 奇特な 人かな。