「横綱」の感想
横綱
よこづな
初出:「東京新聞 第四百六十六号」1944(昭和19)年1月13日

太宰治

分量:約1
書き出し:横綱太宰治二、三年前の、都新聞の正月版に、私は横綱男女ノ川に就いて書いたが、ことしは横綱双葉山に就いて少し書きませう。私は、角力に就いては何も知らぬのであるが、それでも、横綱といふものには無關心でない。或る正直な人から聞いた話であるが、双葉山といふ男は、必要の無いことに對しては返辭をしないさうである。お元氣ですか。お寒いですね。おいそがしいでせう。すべて必要の無い言葉である。双葉山は返辭をしないさ...
更新日: 2024/04/15
19双之川喜41さんの感想

 双葉山は 必要の無いことには 返事を しなかったという。おはよう。こんにちは。すべて 必要が無いので 応えなかったらしい。知ってどうする系の 逸話で あるけど 並外れた 集中力との 関連は 勿論 判らない。最近 双葉の記録に 肩を並べる者が 出現して 話題を 呼んでいる。実に 80年ぶりの 快挙という。

更新日: 2019/02/23
036ce3333072さんの感想

余韻があります。