「古川ロッパ昭和日記」の感想
古川ロッパ昭和日記
ふるかわロッパしょうわにっき

04 昭和十三年

04 しょうわじゅうさんねん

古川緑波

分量:約265
書き出し:昭和十三年一月一月一日(土曜)有楽座初日。十時に起きる。雨の正月だ。入浴し、羽織袴でお屠蘇をのみ、雑煮を少々。親子夫婦揃っての正月は今年が始めて。一時半、母上・道子とも/″\雑司ヶ谷へ墓参。雑司ヶ谷祖母上のとこへお年始に行く。四時に東宝グリルへ。古川緑波一座の年始挨拶の会。一同揃ふと、君ヶ代を合唱し、僕が一言、「昨年中は諸君勉強が足りないと思ふ、今年はもっと/\勉強して貰ひたい。僕も倍も仕事する気...
更新日: 2023/09/01
8ce1e1ed689eさんの感想

古川は三木のり平等と違い子煩悩で家族思いなのは伝わるのでそこは救いがある 一座の徳山璉(たまき)が昭和17年に急死した時は葬儀で号泣したというし(顔回を亡くした孔子みたい) そういう熱い面の可愛気はあるのだが、あまりに不摂生と乱費がひどいのは否定できない (ひとつは江戸っ子なのに蕎麦が嫌いで食べられないのがあるような) ポタージュとオムレツと、あと2品も食ってよく医者が怒らないよ 読んだだけで胸焼けがした

更新日: 2020/12/15
19双之川喜41さんの感想

 80年位前の ロッパは 午後公演の (千秋)楽を迎えていた。 美食家であり 運転手付の高級車を 乗り回していた。 日記魔で 克明に 昭和の社会を 記録してもいた。 飽食と運動不足で 糖尿病となり 若くして世を去った。 昭和懐古趣味の  基礎資料 と思う。

更新日: 2017/05/18
024c8e0fdc44さんの感想

いいねぇ