本作品は、ロッパ先生の日記のうち、ロッパ先生がお亡くなりになる2年前に記されたものです。ロッパ先生の死因は、結核と糖尿の合併症のようですが、本作品中にもインシュリンの注射の利用が記されています。しかし、華族出身のロッパ先生は、なかなかの美食家のようで、本作品には、日々食べられた料理が記されています。しかも、その食べられた量が結構な量のようで、当時の50代後半で、しかも糖尿を発症されている方の食事とは思えません。言っちゃあ悪いが、これじゃあ糖尿の合併症でお亡くなりになたれたのも、当たり前と言えましょう。
緑波が 一時の 隆盛に かげりが 出てきたころの 話なので 愚痴が多いけど 谷崎潤一郎 丹下キヨ子などなど 有名人が 多数出てきて 懐かしいと感じる人も そこそこ いるかもしれない。 書き癖をつけるために 書くと 独白しているのには 感心した。