「吾家の随筆」の感想
吾家の随筆
わがやのずいひつ
初出:「文藝春秋 第三巻第六号(六月号)」1925(大正14)年6月1日

牧野信一

分量:約6
書き出し:私は、初歩英語読本が随分好きだつた。往年それらの聚集モノメニアに陥つて、海外の知友の助けまでかりて幅は三尺位ひだが四段になつてゐる書架を一杯以上にしたことがある。十年も前のことなんだが、その為に英語のほんとの勉強を疎かにして今もつて初歩英語以上の知識は備はらず、馬鹿を見たと思ふこともある。だがその文庫は随分私を悦ばせて呉れた。モノメニアには違ひなかつたのだ、単純なものを悦び始めれば限りがないからな...
更新日: 2023/11/20
19双之川喜41さんの感想

 本棚に いっぱいの 英語読本文庫は 蒐めただけで 身については いないと 謙遜して 見せるけど 身ぢかに すぐ 手に取れる 書物が 置いてあるのは いささかの 意味は 有ると 感じた。

更新日: 2018/09/25
大宇宙の少年さんの感想

教科書や読本には偏った教訓は入れないほうが良い、という主張のある文章かと思ったらそうではないみたいです。 最後のオチに少し笑ってしまいました。